7月31日一心寺シアター倶楽・鶴見商業高校さんを観劇して

鶴見商業高校さんの「ひらひら舞って、また待って」を観劇させていただきました。 役者さん一人一人が役に入り込んでいて、全学年の方から熱量が伝わってきました。タイムスリップするシーンでは照明が効果的に使われていて、わかりやすかったです。 戦争で起こったことを取り入れたストーリーでしたが、衣装や装置を使って当時の人間を再現し、わかりやすく最後までまとまった内容で素晴らしかったです。

役者さん一人一人の演技力が高い上に、みなさん役に入り込んでおられて、つい見入ってしまいました。 戦争という難しい内容を上手く伝えていらっしゃって、表現の仕方などとても勉強になりました。    一人一人のキャラがしっかりしててよかったと思います!  笑いから感動シーンに持っていき方が上手だなと思いました!   ネタのシーンからシリアスのシーンへ行く繋ぎ目が違和感ががなかったので、とても勉強になりました!シリアスのシーンなどで音響がなく役者さんの技量で全てまかなっていて、とてもすごいなぁと思いました!

シーン1つ1つに演出さんのこだわりが感じられ、とても細かく稽古されているんだなぁと思って圧倒されました!!

私がとても好きで印象的だったのは、最初の部屋のシーンでの恋話です。そこで、今話題のジャニーズを持ってきたり、先生との掛け合い等がとても面白く、そこでこの劇にとても引き込まれました。掴みが凄くしっかりしていて、「この後どうなるんだろう」というワクワク感やドキドキ感がわきました。また、その面白い所からどんどんシリアスになって行く所がスムーズで違和感も無く、そのまま劇の中心となる話に引き込まれ、とても演出がしっかりされていて、凄く良いなと思いました。役者さんの動きも大きく、表情もちゃんと作っていたので、とても分かりやすかったです。 照明で何が起きているのかを表現していて、情景等が浮かび良かったと思います。音の入りもキレイで、そのシーンに合っていて、スッと心に入って

きました。笑い、シリアス、感動。それぞれしっかり作られていて、かつ分かりやすくてとても見ごたえのある舞台でした。勉強になった部分も多くあり、刺激にもなりました。素晴らしい舞台を、ありがとうございました!   素晴らしい作品を見させていただきありがとうございました!!

担当:豊島高校演劇部

金蘭会高校『シレンとラギ』観劇レポート

金蘭会高校シレンとラギ』観劇レポート


7月31日メイシアターにて金蘭会高校さんの「シレンとラギ」を観劇させていただきました。

 

「豪快の中にも繊細さ」これがこの観劇で私が一番思ったことです。

 

客席までも舞台にするという斬新さ。愛は殺し合いという考えたこともない発想。後ろまで響き渡る役者さんたちの声。殺し合いをしていくのに、ちょっぴりおかしい笑いを取る台詞。そして、血が垂れていく場面で、垂れるにつれて少しずつ染まっていくスクリーン。刀が当たる音、刀が床に落ちる音に合わせてSEを入れている細かさに圧倒されました。

 

シレンとラギの心の描写が台詞や照明、音響に表れていてすごく良かったです。毒を紙吹雪として演出することによって大きな舞台をきれいにまとめることができていたと思います。

死んでいる人がブルー場転をする前に動いていたところが目立ってしまい残念です。

 

男役のかたは声を張っていて、本当に男の人が演じているように思えました。また、ラギが台詞を言っているときの信者役の方たちの動きが巧妙に演じており、演技でのきめ細やかさを感じました。きっととても稽古されたのだと思います。

 

役者の方が多く、ごちゃごちゃするかと思いましたが、そんな不安を一気に消し去るような素敵な上演でした。そんな上演を今回観劇することができ、とても光栄です。

 

金蘭会高校の皆さま、本当にお疲れ様でした。

迫力のある舞台でした。素晴らしい劇、ありがとうございました。

 

咲くやこの花高校演劇部 清家睦紀

東海大学付属仰星・長尾高校さん 観劇ブログ

東海大学付属仰星・長尾高校さん 観劇ブログ

 

この舞台が終わって私はすごく考えさせられるました。

 

「アイとユウキとマツリ」はアイとユウキが産まれる場面から話が始まります。アイは可愛くて愛嬌があって人気者。ユウキは可愛くなくて闇を抱えていて暗い。はじめは正反対の双子の2人が支え合いながら学校生活を楽しもうとする話だと思っていました。

 

また、とても仲のいい双子の姉妹とその友達。面白い男の子の後輩2人、生徒会執行部の2人が文化祭で全校生徒とダンスを踊るために反対する先生を押し切って頑張るというストーリーなのか?と考えながら見ていると、え!?そうなるの!?と驚きがあり、面白かったです。

 

ピアノは舞台上で弾いていて、アイ役の方のピアノの上手さも驚いたし、ラジカセから曲を流すたびにタイミングが音響としっかりあっていて、すごいなーと思いました。

上から長い布を4枚吊るして、後ろから照明をあてるという発想にも感心しました。そこの色でシーン分けをしたり、話す人によって変えてたり、怖いシーン、真剣なシーンなどで変えていてとても綺麗でした。

 

はじめのシーンではユウキはみんなから完全に無視されていてどういうこと!?と思いました。

そのあと、演劇部にいる人はみんな思いを抱えていることが分かったり、マツリが剣道をやめてしまった理由がわかったところはマツリの演技の迫力がすごかったです広島の原爆記念館で見たことを話すシーンでは、ほかの役者が黒い服を着て集団演技をしていて3人が怖がっているのがとても伝わってきて、こっちまで怖くなりました。

アイとユウキの2人が背中を向かい合わせて自分の気持ちを語るところは話す人に合わせて照明の色を変えていて迫力があり、かっこよかったです。

地震のあと、ユウキが死んでいることにはじめは全く気づかなくて、びっくりしました。また、はじめのシーンでユウキがアイ以外に無視されていた理由もわかって伏線がしっかり回収されていてよかったです。

 

最後のYMCAのところでアイとマツリが号泣し始めるところは少し?とは思いましたが、その周りで後輩や生徒会の人達は踊り続けていてとても狂気的で怖いなって思いました。

 

最後に、私ではかけないような話でとても刺激になりました。私は1年生なのでこれからの活動にいかしていきたいと思います。貴重な経験になりました!ありがとうございました。お疲れ様でした。

 

箕面高校演劇部

金廻里歩

堺西高校観劇レポート

堺西高校の演劇を観劇させていただきました。箕面東高校です。

感情の起伏もあって、声も聞き取りやすかったし、たまにすごくツッコミてぇっ!!て思うシーンもあって、そして同じ演劇部としてすごく共感出来る内容でした!

なので、見ていてすごく楽しかったです!

装置なども丁寧に作ってあってすごいと思いました。

また、見る機会があれば観劇したいなぁと思いました。

ありがとうございました!

追手門学院大手前中・高等学校『机上の暴論』観劇レポート

7月29日、追手門学院大手前高校さんの『机上の暴論』を観劇しました。

まず、最初のキャスト紹介でもっていかれました。パンクロックに乗せて風のように現れて去っていく役者の姿はこの劇の導入としてふさわしいものでした。

「ストーカーの少年が拾った下着は実は宇宙人だった」という荒唐無稽な物語を、異様なテンションと小気味のよい台詞回しで一切間延びさせずに描ききった脚本に感服しました。

ギャグ的に演出されていたものが終盤になって重要になったり「ずるい」と思いつつ「上手いなぁ」と思わされる仕掛けに満ちていて、劇の随所に遊び心を感じました。

役者の練度が高かったです。抑揚の付け方、間のあけ方などは完璧でした。滑舌に関しては若干怪しい部分もありましたが、勢いと芝居の面白さで気になりませんでした。それにしても、舞台となる高校「カキクケ高校」は誰でも噛むと思います。みんな言いにくそうで逆にそれが面白かったです。

登場人物それぞれキャラが濃いのに打ち消し合わず生き生きとしていました。演出と役者の力を感じました。

照明の使い方がとても効果的でした。照明で舞台を分けているのは見やすくてよかったです。また、SSの位置にソースフォーが置いてあり、回想のシーンでとてもよい雰囲気を出していました。それだけに、ところどころ顔がとれていなかったのは勿体なかったと思います。

役者の動きに音を合わせているのか、音に役者の動きを合わせているのかわかりませんが、音響のタイミングがすごくよかったです。

こういう楽しい芝居が高校演劇でももっと増えればなあと思いました。本当に面白かったです。お疲れさまでした。

枚方なぎさ高校演劇部

北摂つばさ高校「解き方不明のキャストパズル」

7月30日、北摂つばさ高校さんの「解き方不明のキャストパズル」を観劇しました。

 物語の大筋は死刑囚である赤田が面会にやって来た牧師や研修生、事件の被害者の娘、さらには刑務官の過去や本音を知り自分の犯した罪と向き合い始めるというものです。まず私が思ったことはキャストの方々の台詞の言い回しや間の取り方がとても上手でまるで、リアルタイムで面会室の風景を見ているかのようでした。特に、赤田さん役の心情表現がとても巧みで最初は飄々とした態度だったのが話を聞いていくうちに自分が死刑になるという自覚が芽生え始め人の足音に怯えるようになる演技は見ていて圧倒されました。また、牧師役の人の台詞に聖書からの引用が幾つかあるのですがそれの言い方がとても力強く心に突き刺さりました。この脚本では中盤に「死刑によって救われる人はいるのか?」という問いかけがなされます。私はこの劇を観劇するまで死刑囚の死刑が執行されたことでやっと事件が解決し、被害者やその遺族も救われると考えていました。しかし、それはとても浅はかな考えかもしれません。仮にその事件の当事者が死刑になったとしても被害者が生き返ることはありませんし遺族の心の傷が癒えるとも限りません。そんなことを考えていると「死刑が本当に必要なのか?」とさえ思うようになりました。先進国の中で死刑制度が残っている国は数少ないです。必要のないものは廃止される。それは世の中でごく自然な摂理です。死刑制度が廃止されている国が多数あるのもつまりそういうことです。死刑以外にも加害者にしっかりと罪と向き合い償ってもらう方法があるはずだと今、私は考えています。また、物語のラストでは裁判員制度についても触れられていました。その幕での鬼池の台詞「あなたの解くパズルの解法は。」。国民であれば裁判員に選ばれる確率は皆同じです。「その時にあなたはどういった判決を下すのか?」その答えは誰にもわかりません。しかし、公正な目で判決を下すことが大切だと思います。

 最後になりましたが「死刑制度」や「裁判員制度」などといった難しいテーマが込められている脚本を演じ切ることができた北摂つばさ高校演劇部さんは、この劇をするにあたってとても勉強されたのだと思います。本当にお疲れ様でした。

箕面東高等学校HPF『Races』

観劇させて頂きました!

あらすじは、狼と人間のハーフである「ミーネ」に、その国の国王の息子「トルア」が恋をするお話です。

始まった最初から最後までもうギュンッギュンしました。ツンデレのミーネに、めげずに猛アタックするトルア。

そのアタックにだんだん惹かれていくミーネにキュンキュンしました!!

また、そのメインの二人だけでなく、密かにトルアに想いを寄せる従者のリークにも、心が惹かれました。

なんと言っても役者全員の演技力が高く、

照明、音響の細かい動きにマッチしていて、とても引き込まれる作品でした!

ありがとうございました!

お疲れ様でした!

東百舌鳥高等学校 演劇部 木寺 萌夏