こんにちは! 精華高校演劇部1年の来海柚乃です! 私は豊島高校の『星華火〜昨日の夏へ〜』を観劇させていただきました。 テンポがとても良くて明るくすごく楽しそうな舞台だな。と思いました。 照明、音響も役者と息がぴったりあってて綺麗だなと思いました。 照明の色もとても綺麗で白い装置がとてもいい味を出していました。 最後の花火の照明が私的にとても好きです。 カラフルで綺麗でとても印象に残っています。 小学校と今の対比がよかったなと思いました。小学校の方ではめっちゃ暗いのに高校生では明るくて、でもひかは無理

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池田高校観劇ブログ

7月26日ウイングフィールド

池田高校さんの「下校の時間」を観劇しました。

二人劇という事は知っていたのですが、1年と3年で同学年を演じていたのは驚きました。

同学年だからこそ見せる話し方、空気、表情すらも、上手く表現していたのは本当に凄いと思いました。

途中、声が少し小さかった事が惜しかったです。

今回、私が1番印象に残っているのは演出です。

舞台上には大道具がなく、音響は雨の音とピアノの音だけで、照明もサスはあるものの暗転はありません。

雨の日・下足室という状況をそのシンプルな音響と照明だけで表現していました。

演出が凄いのはそれだけではありません。

野中さんが1人になった時、ピアノの音が大きく重たく聞こえます。

人物の心情を 曲ではなく、ピアノの音の「聞こえ方」で描いていました。

柳瀬くんが自分について語る時 野中さんの心がざわつく時、照明はゆっくりと静かな青色に変化します。

人物の心情が変わると共に光も音も変化していました。

音響と照明と役者が一体となるというのはまさにこの事だと思います。

音も光も人もズレることなく、心情が表されていました。

裏方と役者との信頼関係の深さがよく伝わりました。

場面が大きく変わらない作品だからこそ、人の心を表現する事に力を入れた素晴らしい作品でした。

阿倍野高校 野添千鶴

渡る異界はクズばかりを観劇して

山田高校さんの作品を観劇して、まず私が思ったのはスタッフさんが(勿論良い意味で)全力で遊んでいて、役者さんも自分なりに全力で演って楽しめていただろうなということです。

何箇所かにスモークを設置しており、シーンのところどころで使っていましたが、スモークを使う舞台を見るのは久々で、やっぱり舞台をより面白く使うことができるなと感じました。

役者さんはアドリブがとても自然で、それぞれでフォローし合えていたのが素晴らしいなと思いました。

場転ではなく各シーンで音をいれたり、オープニングでダンスを入れたりなど、舞台が分かりやすく、華やかなものになっているのも私達にはない発想だったので、是非使えるところには使っていってみたいと思いました。

異世界ものでありながら分かりやすく、笑いもあり、とても見やすい舞台だったと思います。

今回の作品以外のものも是非拝見させていただきたいと感じました。

東百舌鳥高校観劇ブログ

7月25日東百舌鳥高校のHPF公演「見えないモノ」をゲネプロで観劇させていただきました。

開演前の前説のときに急に客席に座っていた役者さんが叫んで舞台上に走って行きとてもびっくりしました。

内容としては、夜間学校生の黒川 翠と桃代 小春と浅黄 海と竜胆 哀の4人そして先生の烏羽 水の5人で幽霊屋敷に行くことになりそこで事件が発生しました。

まず第一に黒川さんが失踪、そして次に浅黄が何者かに刺され、小春がさらわれ、烏羽先生と哀が突然死、黒川と小春だけとなった。ただ、突然死以外は黒川が犯人であった。動機は小春に対しての異常なほどの愛であった。だが小春が突然死、そして最後に…幽霊が黒川の後ろにあらわれ首を締めて終わり。という感じでした。

感想としては、最初から最後まで鳥肌ものでした。

まず、役者の演技は迫真であり、また音響の効果も心臓の音の重低音がすごく体が震えました。

最初はコメディーなものかと思いましたが、進むに連れてどんどんホラーになっていき最後の最後で幽霊が現れるのが一番驚きました。

東百舌鳥高校の皆さん本当にお疲れ様でした!

北かわち皐が丘高校 演劇部 見上明希音

「プロテクト」(工芸高校)

工芸高校さんの「プロテクト」を観劇させていただきました。

まず、登場人物全員が白い服を着ていて、部屋には窓のようなものがあるけど封鎖されているようで、ここはどこなんだろう?と冒頭から色々と想像が膨らむセットでした。

「ここの部屋って鍵かかってなかったっけ?」「私たちはこうしてお喋りしてるだけでいい」などのセリフ、時報が知らせてくれるのは深夜の時間帯ということなどから、もしかしてここはチャットルーム…?じゃあこの4人はどういう関係なんだろう?と飽きない展開で面白かったです。

守られたチャットルームの中にいた4人が、ただ怖がって弱いままでいるだけではダメだと決意し外の世界に出て生きようとする姿は、小鳥遊さんが五十嵐さんの背中を押したように、観ている私自身も励まされたような気持ちになりました。

小鳥遊さんのセリフで1番印象に残っているのは、「一歩踏み出した先は、 前よりも苦痛で、自由じゃないかもしれないけど、でもそれだけではない」というセリフでした。生きることって難しいけどそれ以上にいろんな価値があるんだ、ということを改めて知ることができました。

4人が自殺を図ろうとするも、なぜか夜景をみて死にたくなくなったように、私たちが生きようとするきっかけは些細なものかもしれないと思いました。五十嵐さんが「日の出をみて、なにか美味しいものでも食べに行こう」と言ったあとのみなさんの晴れやかな表情は、前向きになれるもので、とても感動的でした。

そして、チャットルームに人がいなくなったシーンの音響がとても良かったです。4人がこうして集まることは無いかもしれないけど、これから4人は頑張っていくんだ、それは悲しいことではないんだとより思わせてくれるような音でした。

場面が変わる度に切り替わる照明も本当に綺麗で、1人ずつ、「チャットルームに現在人はいません」と言っていくシーンは、4人の顔は見えないけれど、そこに存在していることは確かで、少しだけさしこんでいる光は、絶望の中にみえる、ほんの少しの希望のように思えました。

工芸高校のみなさん、お疲れ様でした。

清風南海高校2年 卜部花音

枚方なぎさ高校・観劇ブログ(追手門学院大手前高等学校 2年 東田一将)

 枚方なぎさ高校さんを 観劇して・・・
 
 美術教師がカギをピッキングしたり、ナイフをみつけたりといろいろなところで、キーになる場面があり、
常に目が離せなかったです。(個人的に好きな役者さんでした)
 二カ所でお互い邪魔にならないように会話したり、教室の着替えの放置具合やノートに筆箱を挟んだりするなど、
リアリティがある舞台でした。
 ないに越したことはないですが、ミスがあるのが演劇だと僕は考えています。そのミスのカバーを「えーっ」とならずに、
テンポよく進められていたのもよかったです。
 ストーリーが、特に最初の頃少しわかりにくかったので、もう少し伝わるように整理してもらえたらいいかと思いました。
 
 お疲れさまでした。
 ありがとうございました。
 
                              追手門学院大手前高等学校2年  東田一将

清風南海高校 「にせものバラード」 観劇ブログ

清風南海高等学校「にせものバラード」を観劇して

 

清風南海高等学校さんの「にせものバラード」を観劇させて頂きました。登場人物個々がそれぞれの個性を持っていて、誰一人抜けてはならない役柄だという 事を見ていて感じられました。そして、私たちと同じ年代である、という点でも共感を持てる部分が多かったです。

私が特に観劇していて自分を思わず重ねてしまった、心にグサリと刺さった場面・セ リフとして、主人公である翔子のセリフ「縋ることもあさみに頼って…」というセリフと、翔子が“みんなのために”そっくりさんライブを公演する、と言った時にあさみが放った「それ、翔子は楽しい?」「翔子の事、見てたから。」というセリフです。前者のセリフは、私も今まで友達に頼り、自分から行動し決断することが少なかったと自分では思っているので、翔子の様な人前に立てるようなキャラクターではなくても知らないうちに共感してしまうのだろうな、と思いました。

また後者は、あさみは翔子の事をよく見ていて、心の底から大切に思っているのだろ うな、と感じられた場面であり、私の心にグサリと刺さりました。「翔子の事、見てたから。」というあさみの言葉通り、登場人物の中で一番本当の意味で翔子の事を見ていた、寄り添って共に歩んできたのはあさみなんだという事を感じましたし、「それ、翔子は楽しい?」というセリフでは他人のために、みんなのために、と言いそっくりさんライブを行おうとする翔子に対し、自分はどうしたいかという事を問いかけるあさみのセリフでした。人のために…という事を優先するばかりに自分の事、身近な人を置いてけぼりにしてしまうことほど、見ていて悲しい事はないんじゃないか、と思ったセリフでした。 最終的にみんなの前でそっくりさんライブを公演することは無かったものの、登場人物全員が笑顔で終わり、こちらも見ていて笑顔になれました。そして「にせものバラード」と同じ様な状況になった事はない人でも、中学生、高校生の年代であれば共感できる場面が多かったと感じました。

今まで九十分の劇を観劇してきたので、六十分間の劇を初めて観劇させて頂き、「六十分の劇でもこんなにも強く、共感を得る事の 出来る劇ができるんだ。」という一種の感動を覚えました。

最後になりましたが、本当にお疲れ様でした。 素晴らしいお芝居をありがとうございました!

 

東海大学付属大阪仰星高等学校 2年 中馬琴音